この論文をさがす
抄録
Article
16世紀のテューダー王朝エリザベス1世の治世をその最盛期とするイギリス絶対王政の時代は、社会経済史的には、通常、封建制社会から資本主義社会への過渡期に位置する初期資本主義の時代として措定され、かつまた、資本主義的生産様式の出発点をなす「本源的」蓄積過程の第一段階、つまり、第一次農業革命に相応する時代と見倣されている。そして、この農業革命の最も顕著な現象形態であるインクロウジヤ運動を主たる原因として―もちろん、それのみではないが―多くの地域的な農民運動が頻繁に発生していることも、角山栄、富岡次郎両氏の研究によって、現在ではすでに周知の事に属する。しかしながら、その研究状況は、資料的制約もあって、必ずしも十分な研究成果に恵まれているとは言いがたい。
収録刊行物
-
- 明治大学大学院紀要 文学篇
-
明治大学大学院紀要 文学篇 13 153-163, 1975-12-01
明治大学大学院
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1050857534499893888
-
- NII論文ID
- 120004081026
-
- NII書誌ID
- AN00239002
-
- ISSN
- 03896072
-
- HANDLE
- 10291/11669
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- departmental bulletin paper
-
- データソース種別
-
- IRDB
- CiNii Articles