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抄録
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中国の計画経済は資源配分の非効率性を認識させ、計画経済が経済の動態化の障害となることを改めて認識させた。持続経済成長のための資源配分は計画メカニズムから市場メカニズムに移行する改革を必要とした。社会の混乱と経済の衰退を回避するために、中国はまず、「双軌制」という漸進式の方法で価格メカニズムの改革を行った。その改革はスムーズに目的を達成したが、財・サービスの価格は計画市場と市場価格が併存したため、レント・シーキングと腐敗の余地を大きくした。1992年以後に「双軌制」は消滅されたが、レント・シーキングと腐敗の改善はされなかった。その原因は市場化された財・サービスの価格と、市場化できない資本、土地および労力などの要素価格との間に巨額なレントが存在したためである。
収録刊行物
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- 経済学研究論集
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経済学研究論集 32 39-55, 2010-02-10
明治大学大学院
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050857534500335360
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- NII書誌ID
- AN10475850
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- ISSN
- 13409166
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- HANDLE
- 10291/10921
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB