組織における戦略転換と意味形成

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タイトル別名
  • ソシキ ニ オケル センリャク テンカン ト イミ ケイセイ

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抄録

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近年,組織マネジメントに関する研究において,組織を構成している人々の相互行為に着目する研究がある。これらは,組織メンバーによる「実践(practice)」,つまり,ビジネス・プロセスに命を吹き込み,価値を与える個別具体的な活動や,組織に関わっている人々にとっての意味づけに焦点を当てるということである(e.g., Brown&Duguid, 2000; 野村,2002)。このような実践に焦点を当てることで,組織メンバーによる日々の具体的な組織活動の基盤がより理解できることとなる。本稿ではとりわけ,組織メンバーによる言説的相互行為を通じた意味形成(sensemaking)に焦点を当てるとともに,それが組織の戦略転換に影響を及ぼすプロセスについて考察することを目的とする。

収録刊行物

  • 経営論集

    経営論集 60 (1), 129-143, 2013-01-31

    明治大学経営学研究所

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