愛着障害・愛着の問題を抱える児童の理解と支援の在り方

説明

子どもの数が年々減少しているのと、反比例するかのように増えている児童虐待。昨年度、警察が児童相談所に通告した子どもの数は、調査開始から初めて10万人を超えた。学校現場においても、メディアで取り上げられるような事例でなくとも、保護者と児童との関係がうまく築けないことなどが要因となって、児童が情緒不安定な状態となり、授業に集中できない、興奮すると激しい破壊行動や暴力行為が現れるといった事例が増えている。一見すると、発達障害の児童と見受けられるが、ここ数年こうした児童の育ちには「愛着」が深く関係しているのではないかと言われるようになった。このことから、本研究では「愛着」についての理解を深め、愛着障害児や愛着の問題を抱える児童にどのような支援ができるのかを考察していきたい。

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