集中学習と分散学習の学習方法の違いを理解し、指導に生かす ~健康指導の視点で考える~
書誌事項
- タイトル別名
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- Understanding the Differences Between Intensive Learning and Distributed Learning Methods and Applying Them to Instruction ~Thinking From the Perspective of Health Guidance~
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説明
分散学習と集中学習の効果を比較する実験を行い、学習の心理について検討する機会を得た。分散学習(distributed learning)とは、休憩をはさみながら学習する方法であり、集中学習 (massed learning)とは、学習の完成まで休ます連続的に学習する方法である。2つの学習方法を比較する実験において、集中学習に取り組んだ時に比べ分散学習に取り組んだ時には、学習の所要時間が短縮し、誤答数も少ないという結果が見られた。それは、対象者が分散学習の休息時間で、学習の目的や手技の再確認をおこなうなど、よい結果を導き出すためにどうしたらよいうかという様々な思考や行動をしているのではないかと考えた。 そして、そのことが自己の内省の基となり、健康行動の変容、継続に結びつくのではないかと考えた。 今回は、健康管理概論の授業の中で、集中学習と分散学習の違いを実験から検証し、それぞれの学びのメリット、デメリットをグループで整理し、学習方法の違いを学生が意識できるようにした。そして、学生がそのことを対象者理解の一助として、健康行動の変容と継続に向けた必要な指導方法や支援者としての関わりにつなげられると考え、今後の実践に生かせるように取り組みまとめた。
収録刊行物
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- 長野女子短期大学研究紀要
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長野女子短期大学研究紀要 19 63-71, 2023-03-20
長野女子短期大学出版会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050858474439462016
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- NII書誌ID
- AA12556157
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- ISSN
- 18801870
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB