Development of kiln drying method for flooring materials of Quercus crispula and chestnut

Bibliographic Information

Other Title
  • ミズナラ・クリフローリング材の人工乾燥技術の開発
  • ミズナラ ・ クリフローリングザイ ノ ジンコウ カンソウ ギジュツ ノ カイハツ

Search this article

Abstract

100℃試験法によりミズナラとクリの乾燥スケジュールを作成するとともに,広葉樹無垢フローリング材を想定した実大板材による乾燥試験を実施し,含水率推移の観察及び乾燥による割れや狂い等を評価した。乾燥スケジュール作成の結果,ミズナラでは主に乾球温度と乾湿球温度差が異なる7条件の乾燥スケジュールが得られ,クリでは主に初期含水率区分が異なる4条件の乾燥スケジュールが得られた。また,100℃試験法の試験体の約8割が適合又は緩やかな条件となる乾燥スケジュールを用いて乾燥試験を行い,生材から含水率8%まで乾燥したところ,乾燥時間はミズナラで447時間,クリで334時間を要した。さらに,乾燥による割れについて日本農林規格の広葉樹製材の品質基準に基づき区分したところ,ミズナラの約6割,クリの約8割が特等及び1等に区分され,本試験で用いた乾燥スケジュールの実用性が確認できた。

Journal

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top