インゲンマメ新品種「きたロッソ」の育成

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タイトル別名
  • A new common bean variety “Kita Rosso”
  • インゲンマメ シン ヒンシュ 「 キタ ロッソ 」 ノ イクセイ

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抄録

インゲンマメ新品種「きたロッソ」は,地方独立行政法人北海道立総合研究機構十勝農業試験場によって育成された。本品種は,洋風料理に対する加工適性が高い海外レッドキドニービーン遺伝資源「Montcalm023」を母,「大正金時」並の農業特性を有する金時類育成系統「十系B394号」を父として行った人工交配の雑種後代から選抜された。2017年に北海道優良品種に認定され,2021年10月に品種登録された。本品種は,成熟期,収量性は金時類品種「大正金時」と同等で,粒形質及び加工適性は海外産レッドキドニービーンに類似し,洋風料理適性に優れる。本品種の普及により,洋風料理向け国産豆類の需要拡大と,北海道の畑輪作体系の適正化に寄与することが期待される。

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