ヒメザゼンソウ(Symplocarpus nipponicus)の2014-2016年の個体群構造,開花及び葉数と葉サイズ

書誌事項

タイトル別名
  • The population structure, flowering and the number and size of leaves of Symplocarpus nipponicus (Araceae) between 2014 and 2016
  • ヒメザゼンソウ(Symplocarpus nipponicus)ノ 2014-2016ネン ノ コタイグン コウゾウ,カイカ オヨビ ヨウスウ ト ハ サイズ

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説明

ヒメザゼンソウの自生地に調査区を設置し,個体を標識して2014年から2016年の3年間,開花の有無および葉数と葉面積を追跡調査した。さらに2015年には開花フェノロジーも記録した。その結果,本調査地のヒメザゼンソウの個体密度は0.69個体/m2で,7月に開花し,開花率は3.3~9.7%だった。2014年に標識した51個体のうち,2個体が2014年と2015年に連続して開花した一方で,3個体は2015年に開花したが2016年には開花しなかった。開花(繁殖)個体の翌年の総葉面積(栄養成長)は減少したが,非開花個体の総葉面積も減少傾向にあったため,開花履歴と葉面積の変化率の関係ははっきりしなかった。延べ9回の開花を観察したが,開花後の花序あるいは果序の全てが種子成熟前に消失し,花序を食べていると思われるアカネズミ(もしくはヒメネズミ)がセンサーカメラで撮影された。

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