苦みを有するユウガオ中のククルビタシンの分析事例と部位による含有量の偏り

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タイトル別名
  • Analysis case of cucurbitacins in gourd plants and difference of concentration in the parts
  • ニガミ オ ユウスル ユウガオ チュウ ノ ククルビタシン ノ ブンセキ ジレイ ト ブイ ニ ヨル ガンユウリョウ ノ カタヨリ

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抄録

令和元年度及び令和2年度に長野県内で苦味の強いユウガオによる食中毒事例が相次いで発生した。事例については行政において事例整理が進められている。当研究所では苦味の強いユウガオ及びその調理品中のククルビタシンB及びDの分析を検討したので内容について報告する。残っていた未調理のユウガオ(果実)及び喫食残渣の調理品からはククルビタシンBが検出され,未調理のユウガオ(果実)からはククルビタシンDの微量ピークも認められた。また,食中毒事例の際に入手した苦味の強いユウガオ(果実)及び試験栽培したユウガオ(全草)を用いて,ククルビタシン類の分析を行ったところ,ユウガオの部位によってククルビタシン類の含有量に顕著な偏りが認められた。

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