トマト品種‘湘南ポモロンレッド35R’および‘湘南ポモロンゴールドG4’の育成

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タイトル別名
  • Development of tomato cultivars, ‘Shonan Pomoron Red 35R’ and ‘Shonan Pomoron Gold G4’
  • トマト ヒンシュ'ショウナン ポモロンレッド 35R'オヨビ'ショウナン ポモロンゴールド G4'ノ イクセイ

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抄録

2009年に育成した生食・加熱調理兼用の中玉トマト品種‘湘南ポモロン・レッド’(‘SPL25R’)および‘湘南ポモロン・ゴールド’(‘SPLG3’)は,県内で年間約50t生産され,直売所を中心に県オリジナル品種として販売されている。一方で,‘SPL25R’は尻腐れ果が発生しやすいこと,生食では果実の硬さ等から食味が市販大玉品種と比較して劣ること,‘SPLG3’も‘SPL25R’と同様に果実の硬さにより生食での食味がやや劣ること等が課題となっている。これらの特性の改良を目的として育種に取り組み,‘湘南ポモロンレッド35R’および‘湘南ポモロンゴールドG4’を育成した。‘湘南ポモロンレッド35R’は,F1品種,果実が濃桃色の長円筒型で,約50~80gの中玉トマトであり,1株当たりの可販果収量は1.0~2.4kgである。また,‘SPL25R’と比較して,果肉がやや柔らかく,糖度は同等以上である。‘湘南ポモロンゴールドG4’は,固定種,果実が橙黄色の長円筒型で,約50~80gの中玉トマトであり,1株当たりの可販果収量は2.0~3.1kgである。また,‘SPLG4’と比較して,果肉がやや柔らかく,糖度は同等以上である。

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