Stock status of marbled sole Pseudopleuronectes yokohamae in the waters off northern Oshika Peninsula of Miyagi Prefecture

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  • 宮城県牡鹿半島以北海域におけるマコガレイの資源状況
  • ミヤギケン オジカ ハントウ イホク カイイキ ニ オケル マコガレイ ノ シゲン ジョウキョウ

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Abstract

1)2013年~2020年に行われた,宮城県牡鹿半島以北海域の魚市場全長測定と精密測定により,マコガレイの資源特性値を推定するとともに,Age-Length-Keyを作成した。2)推定された資源特性値とAge-Length-Keyを用い,年齢別漁獲尾数を算出し,資源尾数,資源量を推定した。3)2020年の資源尾数と資源量は,それぞれ2013年の23%,33%となった。4)YPR(加入量当たり漁獲量)の診断では,漁獲開始年齢,漁獲圧はほぼ適正な状態と判断された。5)SPR(加入量当たり産卵資源量)の診断では,40%SPRを達成しており,漁獲圧が強い状況ではないと診断された。6)資源尾数,資源量が減少している要因は,漁獲加入が減少していることによるものと考えられた。漁獲加入が減少している要因には海洋環境の影響が考えられるが,今後,詳しいメカニズムを明らかにしていく必要がある。7)資源回復のためには,できる対策を講じていくことが必要である。このため,減少している漁獲加入尾数を増やすため,産卵期の休漁措置の期間の拡大等,産卵親魚量を増やすため措置が必要である。8)資源管理の単位として,資源特性値が近く,漁業の形態も似ている岩手県を含めて検討することも必要である。

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