「聴覚障害」「聾」「難聴」などの呼称に対するイメージ~聴覚障害学生の回答結果と諸文献における記述~
書誌事項
- タイトル別名
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- チョウカク ショウガイ ロウ ナンチョウ ナド ノ コショウ ニ タイスル イメージ チョウカク ショウガイ ガクセイ ノ カイトウ ケッカ ト ショブンケン ニ オケル キジュツ
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説明
筑波技術大学における「日本語社会とコミュニケーション」の受講生で同意書が得られた聴覚障害学生23名に障害の呼称について尋ねたところ,「聞こえない」を用いる人は「聾」を用いる人が多く,「聴覚障害」は「聞こえない」と「聞こえにくい」を含めた概念あるいは「聾」と「難聴」を含めた概念と思われる結果となった。「おし」「つんぼ」などのいわゆる放送禁止用語は,筆者が調べた範囲では,大人向けの国語辞典では現在も掲載されているが,児童向けの国語辞典では1990 年頃から削除されていた。「聾」について,以前は難聴者や中途失聴者を意味したが,最近は重度の聴覚障害者で手話を用いる者をイメージする人が増えていると思われた。
収録刊行物
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- 筑波技術大学テクノレポート
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筑波技術大学テクノレポート 30 (1), 47-52, 2023-02
筑波技術大学 学術・研究委員会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050858553256640768
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- NII書誌ID
- AA12123772
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- ISSN
- 24354856
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- HANDLE
- 10460/00002191
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB