新型コロナウィルス禍の学内統合看護実習評価 : シミュレーション教育を活用した看護技術演習の試み

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  • シンガタ コロナウィルス カ ノ ガク ナイ トウゴウ カンゴ ジッシュウ ヒョウカ:シミュレーション キョウイク オ カツヨウ シタ カンゴ ギジュツ エンシュウ ノ ココロミ

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説明

A大学の看護学科では、新型コロナウィルス感染症の影響のため4年次開講科目の統合看護実習で半数の学生が学内実習に切り替えざるを得ない状況となった。臨地実習における看護技術実践経験への代替を検討し、模擬患者や高機能シミュレーターを用いたシミュレーション演習による看護技術演習を実習内容に取り入れた。対象者に対して卒業前及び卒業後2ヶ月時点で調査したアンケート結果において、80%以上の学生及び卒業生が臨床のような経験ができたと答えていた。また、卒業生に対する臨床実践に役立つかという設問では全員が臨床実践に役立つと回答していた。以上より、シミュレーション教育を活用した看護技術演習は、臨床に近い体験を提供することができ、在学中の統合看護実習技術・知識の統合という目標の達成だけでなく、卒業後の看護実践に繋がる有意義な取り組みであることが示唆された。

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