技術科教育においてキャリア発達を促す授業の提案

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  • Proposal of Classes that Promote Career Development in Technology Education

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抄録

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グローバル化や情報化が進展する社会では,多様な主体が相互に影響し合い,先を見通すことがますます難しくなってきている。これからの子どもたちには,社会の加速度的な変化の中でも,社会的・職業的に自立した人間として,他者と協働しながら新たな価値を生み出していくことが求められる。学習指導要領総則では,「生徒に学校で学ぶことと社会との接続を意識させ,一人一人の社会的・ 職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を育み,キャリア発達を促すキャリア教育の充実を図ること」が示されている。学校教育においては,社会的・職業的自立に向けて,将来への見通しを持ち,必要な基盤となる能力や態度を育てるキャリア教育を行う必要がある。また,総合的な学習の時間のみならず,各教科においてもキャリア教育を効果的に展開していくことが求められている。中学校技術・家庭科(以下,技術科とする。)では,職業的自立に向けた能力や態度の育成のみならず,社会的自立に向けた能力や態度も育成することができることから,より良くキャリア発達を促すことができるのではないかと考える。以上のことから,本研究では技術科において,中学校段階でのキャリア発達課題に取り組むためのモデルを作成・検証し,それに基づいた授業を提案する。

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