被服製作学習に対する意識と有用感の検討(第二報):小学校における実践研究から

書誌事項

タイトル別名
  • The Relationship between Consciousness about the Study of Sewing and Perceived Usefulness: Practical Research in Elementary School
  • 被服製作学習に対する意識と有用感の検討(第2報)小学校における実践研究から
  • ヒフク セイサク ガクシュウ ニ タイスル イシキ ト ユウヨウカン ノ ケントウ(ダイ2ホウ)ショウガッコウ ニ オケル ジッセン ケンキュウ カラ

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抄録

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本研究の目的は,小学5年生の「布を用いた製作の学習」における発話記録を中心に,児童が製作過程でどのようなことを経験し,他者とどのような関わりがあったのかを把握することにある。調査結果から,ミシンによる製作活動における有用感は,作品を完成させることで得られるだけでなく,児童が活動のなかのさまざまな場面で他者と関わりながら満足感・充実感を獲得し,自尊感情を育むことでも得られることが確認できた。加えて,製作活動のなかで児童が学び合い育ち合える安心・自由な時間や空間が保障されることで,よりよい生活や持続可能な社会の構築を支える一員になれる可能性も示唆された。

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