作文のフィードバックに見る実習生の意識変化 : 中上級レベルの文法授業における実践を例に

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書誌事項

タイトル別名
  • Changes in the Awareness of Teaching Interns by Providing Feedback to Student Essays: A Case Study of a Pre-Advanced Grammar Course
  • サクブン ノ フィードバック ニ ミル ジッシュウセイ ノ イシキ ヘンカ : チュウ ジョウキュウ レベル ノ ブンポウ ジュギョウ ニ オケル ジッセン オ レイ ニ

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抄録

本稿では,中上級レベルの文法授業を対象に,3 か月にわたって行われた教育実習の実践報告を行うとともに,その実践における宿題に対する実習生の添削行為について観察する。対象とする授業は,2021 年4 月から7 月にかけて行われた全14 回の授業である。各回はコンテンツベースで構成され,テーマに基づき,4 技能の中で文法の運用力をバランスよく向上させていくことが目指された。本稿では,実習生による宿題の作文課題へのフィードバックに着目し,それぞれの意識の変化を振り返る。実習生それぞれの感じた不安や課題,また,添削行為を経る中で学んだことはさまざまであるが,共通して,初期の「教師は何をどこまで指摘するべきか」といった添削に対するとまどいから,学習者に気づきを促し,学習者の個性に合わせて共に考えていく姿勢へと徐々に変容を遂げていく姿が明らかになった。

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