昭和一八年の平田篤胤 : 折口信夫「平田国学の伝統」を読み直す

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  • ショウワ イチハチネン ノ ヒラタ アツタネ : オリグチ シノブ 「 ヒラタ コクガク ノ デントウ 」 オ ヨミナオス
  • Atsutane Hirata in 1943

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Abstract

昭和一八年(一九四三)、総力体制下において、折口信夫の講演録「平田国学の伝統」は、『仙境異聞』や『稲生物怪録』などから異界、仙界、妖怪、化け物研究を進めた平田篤胤の姿に「民俗学」の先駆を見た。しかしそこで言われる「民俗学」は、近代日本に展開していく「異端神道」の世界や怪談、心霊主義、あるいは近代オカルティズムの世界、さらには「日本ファシズム」の問題へと広がっていく。本論は、「平田国学の伝統」を読み直し、その学知のあらたな可能性を切り開くものである。

仙境異聞

異端神道

日本ファシズム

怪談

心霊主義

identifier:RO001300011547

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