ジックラトの平面構成の変遷と類型化に向けた試論

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タイトル別名
  • ジックラト ノ ヘイメン コウセイ ノ ヘンセン ト ルイケイカ ニ ムケタ シロン
  • A Trial Theory for the Transition and Typology of Ziqqurat’s plan composition

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抄録

本研究では、主にウル第三王朝期から新バビロニア期におけるジックラトの「基壇の形状」、「階段の配置」、「神殿の配置」の3つの観点から平面構成の変遷を横断的に考察した。その上で、ジックラトを4つのグループで提示した。また、変遷過程において、その発展はウル第三王朝の時点で、一つの完成形としてウル・ナンム王が建てたウルのジックラトの平面構成を挙げ、一方、古アッシリア期では、メソポタミア北部で古アッシリア期のテル・リマやアッシュールにおいて、正方形の基壇と低所神殿と基壇が結びつく一体型が誕生し、メソポタミア南部のカッシート期におけるドゥル・クリガルズやラルサなどのジックラトの平面構成に影響を与えたと考えた。

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