英語教育における評価のイノベーション <報告・資料>
書誌事項
- タイトル別名
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- Innovations in the Testing of English Language Competence <Reports and Data>
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抄録
本稿では, 関連諸学問を念頭に置きながら英語学力の評価のイノベーションを通覧し, まず2つの流れとしての世代を考察する。第1世代は, 学習者の言語知識の測定にあたってのイノベーションである。これは, 学習事項が限定されるlocal evaluationとランダムで全体的な評価を行うglobal evaluationとに分けられる。前者では, 言語学の深層構造の概念, 後者ではクローズテストなどがイノベーションをもたらした。第2世代は, 心理言語学からの知見が端緒である。学習事項の情報処理速度が評価の対象であり, 既知のことばの使える度合いを測定しようとしている。その発想自体, イノベーションと呼べる。第1世代と第2世代のつながりは, 言語知識と言語運用という大きな理論的問題を内包している。第3世代は, 神経言語学に関わるが, まだ始まっていない。事象関連電位をはじめ, 多くの手法が開発されつつあり, 英語教育学もそれらを早急に導入すべきである。以上の考察は, 言語を扱う関連諸学問に依拠しており, 英語教育学のいわば縦糸であった。横糸としては, 教科教育学がある。そこにどのような共通性と相違性があるか, これからの研究課題である。
収録刊行物
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- 教科教育学研究
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教科教育学研究 12 43-52, 1996-12-31
広島大学教科教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050859215939326848
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- NII論文ID
- 120003437158
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- NII書誌ID
- AN10484352
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles