実習教材化を目的としたスポンジケーキの基礎的研究 <原著論文>

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  • Basic Studies on Sponge Cake Making as a Teaching Material of Food Preparation <Articles>

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抄録

スポンジケーキ調製に関わる基本的条件について, 教材化の視点から検討することを目的に実験を行い, 次のような結果を得た。1. 卵泡の安定性は砂糖濃度と温度に影響され, 安定度の高いものは糖濃度が高く低温であった。また糖濃度34%のケーキは良好な外観を示した。2. バッター粘度を上げないためには, 小麦粉の小麦澱粉置換が有効であった。3. 焼成過程の分析から, 膨化開始後ケーキ構造形成までの期間(ケーキ内層温度で40-95℃)の重要性が示唆された。4. ケーキ焼成時のオーブンの特性は, ケーキ構造形成に要する時間で見積り可能であった。 このような結果と先行研究結果を基に, 調理実習に適したスポンジケーキの製法について言及した。

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