日本の経典訓読の一源流 : 助詞イを手掛りに

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  • ニホン ノ キョウテン クンドク ノ イチ ゲンリュウ ジョシ イ オ テガカリ ニ

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抄録

奈良時代(八世紀)の一切経書写に際して新たに始まった勘経では、底本とは別に証本として新羅経などの舶来経が使われた。一切経の白点・朱点に朝鮮半島の語順符や点吐(ヲコト点)が見られるのは、勘経の証本を通して取り入れられたことが考えられるが、符号だけでなく経典の訓読法まで新羅経の影響があったのであろうことを、新資料を用い、助詞イを手掛りに推定する。

収録刊行物

  • 汲古

    汲古 55 1-10, 2009-06-15

    古典研究会

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