遠隔授業の取り組みへの関連要因の検討―公正世界信念及び授業形態の好みに着目して―

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タイトル別名
  • Examination of Factors Related to Distance Learning Initiatives: Focusing on the Just-world Belief and Preferences of Class Styles
  • エンカク ジュギョウ ノ トリクミ エ ノ カンレン ヨウイン ノ ケントウ : コウセイ セカイ シンネン オヨビ ジュギョウ ケイタイ ノ コノミ ニ チャクモク シテ

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抄録

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本報告は、学生の遠隔授業への取り組みについて、公正世界信念及び学生の授業形態の好みに着目し、目的1では、学生の遠隔授業への取り組み(当該授業の理解度・興味・難易度・受講時の困難)と公正世界信念との関連、目的2では当該授業の希望授業形態と受講時の困難との関連及び授業一般に対する授業形態の好みの関連の検討を行った。授業実践事例として、本学専門科目「社会心理学特講4(集団)」の遠隔形式(オンデマンド型)を紹介し、83名の調査協力者を対象とした。相関分析の結果から、目的1では内在的公正世界信念と授業への興味との間に正の関連がみられ、目的2では受講時の困難と希望授業形態のオンデマンド型との間に負の関連がみられた。χ^2検定の結果から、希望授業形態としてオンデマンド型を希望の場合、授業一般の好みとして、対面形式が好みでないもしくはハイブリッド型が好みであるときに選択されていた。考察では、授業実践事例の特徴を踏まえて、得られた結果に関して議論が行われた。

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