三重周期極小曲面におけるMorse指数と符号数の関係について (部分多様体論と幾何解析の新展開)

HANDLE オープンアクセス

この論文をさがす

抄録

三重周期極小曲面は界面活性剤の膜の数学的モデルであることが知られており,数学以外の分野でも多く研究されている.この10年間,江尻典雄氏との共同研究によって,三重周期極小曲面の幾何的量,具体的には,Morse指数・退化次数・符号数を計算し,三重周期極小曲面全体のModuli空間の分類を試みてきたその成果の一部として,1990年代に物理学者たちによって構成された種数3の変形族に対する幾何的量を数値計算を用いて特定したというものがある.本講演では,種数4の有名な例であるA. SchoenのI-WP曲面に対する幾何的量を数学的に特定したという最新の結果を報告した本稿ではその概略を紹介したい.

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050859293243420672
  • NII書誌ID
    AN00061013
  • HANDLE
    2433/282996
  • ISSN
    18802818
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB

問題の指摘

ページトップへ