書誌事項
- タイトル別名
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- シッコウ トワ 、 コウゲイ トワ : メイシツカイ ト シッコウ フクゴウタイ
- What Is Urushi-work? What Is Craftwork? : The Meishitsu-kai and The Collaborative Complex of Urushi-work
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説明
明漆会は、二十世紀後半に漆工の存続を賭けて活動した関係者のグループで、その活動内容は多岐にわたる。リーダーは漆工研究家の澤口滋であったが、輪島の塗師 奥田達朗の牽引力も劣らず強力であった。主なメンバーは産地に散らばる漆工職人たちであった。明漆会は、漆工界ひいては工芸界に存在感を示し、その影響は今に残るにも拘わらず、この会について包括的な展望を得ようとした研究は、これまでないに等しい(原因の一つは、手掛かりとなる資料が断片的にしか存在せず、また現存する資料は各所に分散しているからである)。本稿は明漆会の根本理念を明らかにしたうえで、会の中心的活動をその根本理念を主軸に概観することで、工芸史の研究の欠落を埋め、漆工・工芸理解の一助にしようとする試みである。
収録刊行物
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- 奈良大学紀要
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奈良大学紀要 (45), 266-242, 2017-02-24
奈良大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050859370518700544
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- NII論文ID
- 120006239516
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- NII書誌ID
- AN00181569
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- NDL書誌ID
- 028321406
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- ISSN
- 03892204
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
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