(研究ノート)サッカーゲーム時における水分および塩分出納の季節間比較の基礎研究

書誌事項

タイトル別名
  • サッカー ゲームジ ニオケル スイブン オヨビ エンブン スイトウ ノ キセツカン ヒカク ノ キソ ケンキュウ

この論文をさがす

抄録

type:論文

サッカーゲーム時の水分・塩分出納について季節間での比較を行った。調査は8月、9月、10月、1月に行われた練習ゲーム時に実施した。対象者は男性各5名(25 ± 2歳)であった。発汗量は8月、9月に多く、以降、減少する傾向であったが、水分補給率は、季節間で有意差は見られなかった。塩分喪失量は、6.0~12.3 gであり、塩分補給率は9.8~16.1 %と低値であった。汗中塩分濃度は、8月、9月は0.30 g/dl程度、10月、1月は0.40 g/dl程度と異なっていた。尿比重は、8月、9月では運動後に有意に上昇しており脱水が進んでいた。運動前にすでに脱水状態である選手が、夏季だけでなく、10月、1月においても見られたことから、運動中の水分・塩分補給だけではなく、生活習慣全般を通して水分・塩分補給を考える必要がある。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ