在宅高齢者の通所サービス利用による日常生活活動の変化 : 利用開始時,3ヶ月後,1年後の変化について

書誌事項

タイトル別名
  • Changes in Activities of Daily Living in the Elderly at Home after the Use of Day Care Services : At the Initiation of Use and after Follow up at 3 Months and 1 Year
  • 在宅高齢者の通所サービス利用による日常生活活動の変化--利用開始時,3ヵ月後,1年後の変化について
  • ザイタク コウレイシャ ノ ツウショ サービス リヨウ ニ ヨル ニチジョウ セイカツ カツドウ ノ ヘンカ リヨウ カイシジ 3カゲツ ゴ 1ネンゴ ノ ヘンカ ニ ツイテ

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説明

本研究の目的は,通所サービスを利用している高齢者のADLの変化を,経時的に(開始時,3ヶ月後,1年後)追跡調査し,利用継続者と中断者のADLの違い,3ヶ月の短期利用と1年の長期利用におけるADLを維持・改善させる要因を明らかにすることにあった。対象者は27施設の85名である。1年後に利用を継続していた者は57.6%であった。利用継続者と中断者の利用開始時のBarthel Index(以下,BIという)において有意差は見られなかった(P=0.789)。しかし,1年間利用継続した41名中,70%にBI得点の維持・改善がみられた。BI得点変化を「維持・改善群」「低下群」に分類し,短期および長期のBI得点変化の関連要因を分析した結果,両者に共通していたのは「開始時BI得点が低い」であった(短期p=0.002,長期p=0.004)。また,長期利用者では「男性」(p=0.06)が関連する傾向にあった。

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