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学校での教授と学習においてデジタルツールの使用が当たり前となった今日、子どもたちが社会で通用するリテラシー(読解力あるいは理解力)を獲得するためには、どのような教育的方策が必要だろうか。本研究の目的は、韓国と日本の初等教育の比較を通して、デジタル時代のリテラシーの意味と教育現場でのリテラシーの指導法を再考することである。韓日の小学校の授業を比較した結果、日本の授業はICT機器の活用が少なく板書中心の授業構成で、児童たちが板書を移したり自分の考えを言語化してノートに書いたりする活動が重視されていることがわかった。また、日本の小学校教員へのインタビューから、教員たちは高学年で生じる学力差を小さくするために、児童たちの具体物の操作やノートへの筆記活動が大切だと考えていることがわかった。デジタルツールの無批判の多用は子どもたちのリテラシーの育成にとって必ずしもプラスに作用するわけではないことが示唆される。この他にも、韓日の小学校の授業と教員の意識の比較から共通点と相違点を見出し、これからの時代のリテラシー教育について考察を深めた。
Journal
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- 長崎大学教育学部教育実践研究紀要
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長崎大学教育学部教育実践研究紀要 22 83-94, 2023-08-01
長崎大学教育学部
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050860078878056832
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- NII Book ID
- AA12815550
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- ISSN
- 24337048
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- HANDLE
- 10069/0002000120
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB