AR型カードゲームのための赤外線カメラを用いた空間的解像度の向上
抄録
光学透過型のヘッドマウントディスプレイ(HMD)を用いた拡張現実(AR:Augmented Reality)技術を,ゲームなどのエンターテインメント領域へ適用する試みが行われている.特に,現実空間で人がモノに触れて移動させながら行うような,人とモノとが相互作用するインタラクティブ型のゲームなどでは,AR による情報投影の際の時間的・空間的解像度が不十分であることから,それらを違和感なく楽しむには課題が存在する.本研究では,インタラクティブ型のゲームとしてカードゲームを対象とし,光学透過型 HMD を用いた AR により,上記の課題を解決しつつ各種情報をカードへ投影する,AR 型カードゲームを提案する.本発表では,特に空間的解像度の向上に注目し,複数センサを用いたセンサフュージョンと,再帰性反射材を利用した AR マーカーによるシステムの精度改善のための検討,および初期実装でのプロトタイプを用いた評価実験から,本提案の効果を検証する.
収録刊行物
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- 第31回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集
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第31回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ論文集 130-137, 2023-10-18
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050860842077968128
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00228407/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB