書誌事項
- タイトル別名
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- Unions’ Effects on Work-Life Balance Practices in Japan
- ロウドウ クミアイ ト ワーク ・ ライフ ・ バランス シサク
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抄録
本稿では、わが国の労働組合が企業のWLB支援にどのように影響を及ぼしているか検証した。 まず、組合企業では女性が活躍するための取り組みがより積極的になされていることが明らかとなり、またそのような取り組みが女性就業意欲を引き出していることも示された。さらに、社員の就業意欲を高めるうえで管理職が果たすべき役割が大きいこと、(社員の上司と想定される)男性の管理職との関係が良好である場合、組合企業では性差にかかわらず社員の意欲が高まることもわかった。次に、労働組合にWLB支援制度の導入を推進する効果があることが明らかとなったが、社員による制度の利用を促進する効果は観察できなかった。以上の結果から、労働組合はWLBに関連する制度を導入する場面では影響力を発揮しているものの、利用を促進する段階では十分な効果を発揮できていないと推測される。WLB支援制度の効果を高めるには成員間の円滑なコミュニケーションがより重要で、管理職の努力や理解が不可欠である。換言すれば、管理職がうまく機能してはじめて労働組合の効果が発揮されるということになる。
収録刊行物
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- 経済研究所年報
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経済研究所年報 (55), 19-40, 2023-10-10
経済研究所
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050861074219446272
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- NII書誌ID
- AN00143876
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- ISSN
- 02859718
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- NDL書誌ID
- 033122416
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL