ISMAPに登録されたクラウドサービスの利用にかかわる準拠法と裁判管轄

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抄録

2020年から、政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)が運用されている。この制度は、政府の情報システム調達に応じる可能性のあるクラウドサービス事業者が政府の求めるセキュリティ要求を満たしているクラウドサービスを予め評価・登録するものである。登録されたクラウドサービスについては、ISMAPクラウドサービスリストにおいて一覧が公表されている。本研究は、このISMAPクラウドサービスリストに掲載されているクラウドサービスに着目する。登録されているクラウドサービスについて情報の公開が行われている事項のうち「契約に定める準拠法・裁判管轄に関する情報」に着目し、ISMAPに登録されたクラウドサービスの利用に関する紛争時の準拠法と裁判管轄がどのように設定されているのか事例分析を行う。

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