通信パターンに基づく応答時間最適なGeographical SMRプロトコルとレプリカ配置の選択手法

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抄録

Geographical State Machine Replication(広域SMR)は災害耐性の向上を目的にサービスの複製であるレプリカを地理的に分散配置するレプリケーション手法である.広域SMRはプロトコルとレプリカ配置(デプロイ)により応答性能が変化する.そのため設計するサービスに適したデプロイを選択することは重要である.しかし,各デプロイの実測評価には多大な時間的・金銭的コストがかかる.本研究では,SMRプロトコルの通信パターンに基づいて応答時間を見積もることで,低コストで最適なデプロイ選定方法を提案する.提案方法は,5つの代表的なSMRプロトコルの通信パターンをモデル化し,ユースケースごとに適したデプロイの選定を可能にする.

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