生活習慣病ハイリスク者に対する保健指導による改善目標達成状況と性格特性の関連

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タイトル別名
  • Relationships Personality of People Who Have High-Risk Factors of Lifestyle-Related Disease between Achieve Their Goal
  • セイカツ シュウカンビョウ ハイリスクシャ ニ タイスル ホケン シドウ ニ ヨル カイゼン モクヒョウ タッセイ ジョウキョウ ト セイカク トクセイ ノ カンレン

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抄録

【目的】本研究の目的は、生活習慣病ハイリスク者に保健指導を実施し、6ヶ月後の改善目標達成状況と性格特性の関連を検討することである。 【方法】対象者は、A健診センターの健康診断の結果、生活習慣病ハイリスク者と判定され、研究協力に同意の得られた40名である。対象者には、A健診センターの保健師5名により6ヶ月間保健指導を行った。保健指導は、開始時、3ヶ月後、6ヶ月後は面接で、その他は1ヶ月ごとに電話で行った。開始時に、対象者自身が保健師とともに改善目標とそのために取り組む保健行動を決定し、その実施状況を1ヶ月ごとに記録用紙に記載することを約束した。また、3ヶ月後、6ヶ月後には開始時と同様の健康診断を行った。改善目標の達成状況から、達成群と未達成群の2群に分類し、比較した。統計ソフトはSPSS19を使用した。 【結果】生活習慣病ハイリスク者に同様の保健指導を実施した結果、6ヶ月後の改善目標の達成群は7名(24.1%)、未達成群は22名(75.9%)であった。達成群と未達成群では、性別、年齢、職業、休日といった属性や、行動変容ステージに有意な差はみられなかったが、エゴグラム分類において有意差がみられたことから、生活習慣の改善には性格特性が関与している可能性があると考えられた。

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