福岡県立大学人間社会学部における「プログラミング概論」の教育効果(2022年度) -PythonとJavaScriptの基礎的なスキル習得と授業形式の比較-

書誌事項

タイトル別名
  • The Educational Effectiveness of“Introduction to Programming”at the Faculty of Integrated Human Studies and Social Sciences, Fukuoka Prefectural University (FY2022): Acquisition of Fundamental Skills of Python and JavaScript, and Comparison of Teaching Formats
  • フクオカ ケンリツ ダイガク ニンゲン シャカイ ガクブ ニ オケル 「 プログラミング ガイロン 」 ノ キョウイク コウカ(2022ネンド) : Python ト JavaScript ノ キソテキ ナ スキル シュウトク ト ジュギョウ ケイシキ ノ ヒカク

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説明

福岡県立大学人間社会学部で2022年(令和4年)度に開講された「プログラミング概論」について、プログラミング言語の基礎的なスキルの習得状況に関する質問紙調査やeラーニング確認テストなどの観点から教育効果を考察した。  調査の結果、Python、JavaScriptの基礎的なスキルに関しては、受講前に比べて受講後での受講生の自己評価が有意に高く、授業での教育効果が認められた。さらに、対面形式で行った2022年(令和4年)度の授業は、オンライン形式で行った2020年(令和2年)度の授業と比較して、受講後での受講生の自己評価が高かったことがわかった。これは、「わからない時はその場で質問できる」「授業のペースに合わせて学習できる」といった対面形式の利点に加え、録画を後から視聴できるようにしたことが要因として考えられる。ただし、受講後でも自己評価が低い項目が複数あり、授業内容や課題の難易度を適切に調整することやタイピングが苦手な受講生の入力時間を考慮した授業進行の工夫が必要であることが示唆された。

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