自民党政権における派閥と役職人事

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タイトル別名
  • The Factions and Executive Personnel under Liberal Democratic Party (LDP) Government

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抄録

自民党は「長期政権」および「自民党一強」という政治状況を築いてきた。この点で自民党政権を分析することは、社会的・学問的に重要な課題である。民党政権の分析に際しては、総理・総裁や幹事長といった政権中枢、および派閥と派閥領袖に着目する必要がある。なぜなら、自民党政権は「派閥の連合体」であり、「誰があるいはどの派閥が権力を握るのか」、「どのようにポストを配分するのか」という点を分析することが重要となるからである。しかし、これらに関する基礎データは十分に整備されていない。そこで本稿は、自民党政権における政権中枢の構成(首相・官房長官・党幹部・主流派の派閥)と役職人事(首相・自民党総裁・官房長官・幹事長・総務会長・政務調査会長・選挙対策委員長・副総裁・参議院議員会長・参議院幹事長)に関するデータを整備する。

収録刊行物

  • 創価法学

    創価法学 53 (2), 55-96, 2023-12-15

    創価大学法学会

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