オンライン国際交流プログラムの実践と課題

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タイトル別名
  • Practicies and Challenges of Online International Exchange Programs

抄録

北陸大学国際交流センターでは、2021 年度より、コロナ禍の影響で中断を余儀なくされた姉妹校との対面での交流活動の代替として、オンラインによる学生間国際交流プログラムを年 1 度開催している。第 1 回プログラム「世界の『二次元』事情」は 2021 年 10 月 17日(日)、第 2 回プログラム「世界の『食』事情」は 2022 年 11 月 5 日(土)に、いずれも「グループ発表とグループ間・フロアとの質疑応答」との形式で開催した。本稿は両プログラムの開催背景・経緯、プログラムならびにふり返り会の内容を総括するとともに、実践の意義ならびに今後の課題についての検討結果を報告する。 両プログラムには海外から多数の参加者があったが、その背景には、いずれも教科書やweb で得られる以上のリアルでニッチな情報交換ができたこと、ならびに自国での日本語学習での「日本語を使った交流の少なさ」を解消するための「日本人との交流」への要望を満たす、自主的に「互いに教え、学ぶ」という<つながり>を得る機会になったことが考えられる。一方、学内からの参加者の少なさや使用ツールのテクニカルな問題等、今後継続的に検討すべき課題も浮かび上がった。

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