NPN構文に関するコーパス分析 : “arm in arm”に焦点を当てて

書誌事項

タイトル別名
  • A Corpus-Based Study on NPN Construction : Focusing on “Arm in Arm”
  • NPN コウブン ニ カンスル コーパス ブンセキ : "arm in arm"ニ ショウテン オ アテテ

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抄録

英語にはNPN構文(Noun-Preposition-Noun Construction)と呼ばれる構文がある。この一種であるN in N構文にはarm in arm, hand in handといったものがあるが、これまで先行研究ではその使用実態がほとんど明らかにされてこなかった。本研究ではBritish National Corpusからarm in armの使用例を抽出し、その使用実態について分析した。結果として、65%が「文末/節末」に、18%が「補語」位置に出現すること、全体の8割以上が「副詞」として用いられること、共起する動詞はwalkを筆頭に「移動系」が全体の64%、「非移動系」が全体の32%を占めること、ほとんどが「物理的近接」の意味であるが、ごく一部は「比喩的近接」の意味でも用いられること等を明らかにした。

収録刊行物

  • 教育総合研究

    教育総合研究 (7), 65-73, 2023-11-30

    学校法人松商学園松本大学・松商短期大学部

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