高等学校学習指導要領と観点別評価 : 資質・能力に関する考察

書誌事項

タイトル別名
  • コウトウ ガッコウ ガクシュウ シドウ ヨウリョウ ト カンテン ベツ ヒョウカ : シシツ ・ ノウリョク ニ カンスル コウサツ
  • The Course of Study for Senior High Schools and Viewpoint-Based Evaluation: A Study on the Key Competency

この論文をさがす

抄録

2018年に高等学校学習指導要領が改訂され、2022年度入学生から実施されている。今次改訂で高校には実質的に初めて観点別評価が導入され、学校現場では混乱が生じている。その要因は何であるのか解明するためにこの論稿では次のことを明らかにする。第一に近代学制から戦前戦後の学習と教育評価を概観し、第二に学習指導要領の変遷と教育評価の連関と問題点を解明する。第三に今次学習指導要領の特徴である「資質・能力」「思考・判断・表現」「学びに向かう力・人間性」の3観点と評価の方法論と在り方を論じる。その際に自己調整力や真正の学びとルーブリック評価についても考察する。第四に資質・能力と人格形成の連関を提示する。まとめとして、学校現場で教師に何ができるか可能性を模索し、今後の研究課題を明らかにする。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ