明治期における接尾辞「化」の展開 : 学術誌における用法を中心に

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タイトル別名
  • The development of the suffix -ka(化) in the Meiji era : With special reference to its use in academic journals
  • メイジキ ニ オケル セツビジ カ ノ テンカイ ガクジュツシ ニ オケル ヨウホウ ヲ チュウシン ニ

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抄録

接尾辞「化」の歴史において明治期は軍要な時期である。この時期において、「化」は様々な要素と結合して「~化」という形の派生語を構成し、迅速な接辞化を実現した。「化」の歴史については従来いくつかの研究があるが、江戸蘭学に源流を持つ「化」の接辞的用法が、その延長線上にある明治期の各学問分野においてどのように一般化したのか、また、各分野閻にどのような関係があったのか、といったことはまだ明らかにされていない。本稿では、これまであまり取り上げられてこなかった学術誌を中心とする調査を通じて「化」の接辞化の歴史を探り、接尾辞「化」の成立要因とその周辺的な事象についても考察を加える。

収録刊行物

  • 阪大日本語研究

    阪大日本語研究 34 95-115, 2022-02

    大阪大学大学院文学研究科日本語学講座

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