言語少数派の子どもの言語活動の展開様相 : 言語・言語活動・人間活動の一体化の視点から

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タイトル別名
  • Development of Linguistic Activities of Language-Minority Children : Integration of Language and linguistic activities and Human Activities
  • ゲンゴ ショウスウハ ノ コドモ ノ ゲンゴ カツドウ ノ テンカイ ヨウソウ ゲンゴ ゲンゴ カツドウ ニンゲン カツドウ ノ イッタイカ ノ シテン カラ

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抄録

論文

本研究では、来日後でも母語による言語活動の継続が見られる子どもA (中国語が母語)の事例を取り上げ、Aの生活の中における言語活動のネットワークの展開様相を分析した。その結果、来日直後、来日半年間の問、来日半年後の三段階において、日常的な母語使用・日常的な日本語使用・日本語の学習から、友達との間で行われた母語による読み書きの活動・母語通訳を介した教科学習の活動、さらに母語・日本語による教科学習の活動へと、日常的な言語使用から読み書きを含める言語活動が行われていたことがわかった。そして、子どもAの言語活動の広がりとともにAの母語と日本語が様々な場面で機能するようになり、Aの生活状況が改善されていったことが見られた。

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