Subgroups of Adjective Class in Kuroshima Ryukyuan : With special focus on the form with the suffix ku

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  • 南琉球八重山黒島方言における形容詞のサブグループ : 接辞Kuが続く形式に注目して
  • ミナミ リュウキュウ ヤエヤマ クロシマ ホウゲン 二 オケル ケイヨウシ サブグループ セツジ Ku ガ ツヅク ケイシキ 二 チュウモク シテ

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Abstract

本稿では、南琉球八重山黒島方言の形容詞について、2 つの形態的サブグループが認められる、ということを述べる。また、両グループの間のふるまいの違いは、ku という接辞をとった場合に顕著にあらわれるが、この時に限られているわけではない。複合や重複など、他の形態的操作を行う場合にも両グループ間のふるまいの違いが観察されるため、このサブグループを認めることは黒島方言の記述にとって不可欠であると言える。なお、この2 つのグループのふるまいの差は、接尾辞の分析可能性の差によるものであるということも指摘する。また、語数に偏りなどもないため、どちらかのグループが例外的である、ということもない。さらに、他の琉球語諸方言においても類似した現象が観察されることもあわせて指摘する。

Journal

  • Handai nihongo kenkyu

    Handai nihongo kenkyu 26 71-85, 2014-02

    大阪大学大学院文学研究科日本語学講座

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