制約指向に基づいたUMLモデルの不整合検出・解消手法の提案

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  • Consistency Management of UML Model Based on Constraint Rules and Repair Actions
  • セイヤク シコウ ニ モトヅイタ UML モデル ノ フセイゴウ ケンシュツ カイショウ シュホウ ノ テイアン

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抄録

UML(Unified Modeling Language)では複数種類のダイアグラムを用いて,システムを複数の異なる視点から表現できるが,設計者が記述した異なる種類のダイアグラム間で不整合が生じることがある.本研究では,記述されたUMLモデルの各構成要素間が満たすべき静的な整合性をチェックし,不整合の検出とその不整合の解消動作を導出,実行するための手法を提案する.本提案手法では制約指向のアプローチに基づき,XMI(XML Metadata Interchange)形式で保存されたUMLダイアグラムの構成要素が満たすべき制約式と,それらの違反時に実行すべき解消動作を,あらかじめ規則として記述し与えておく.これらの記述方法として,XPathとXMI. difference表記を用いた記述文法を与える.これらの記述に基づき,整合性検査,不整合要素の検出と解消動作の導出,実行を繰り返すことで,不整合解消動作の侯補をユーザに提示することができる.提案手法を実装したツールをDrinkMakerの例題に適用した結果,本手法がUMLダイアグラムの修正支援として有効であることが確認できた.

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