近世日本における「無縁」「公界」「楽」

書誌事項

タイトル別名
  • Muen, Kugai and Raku in Early Modern Japan

抄録

本稿は、網野善彦氏が著書『無縁・公界・楽 ― 日本中世の自由と平等』(1978年)において提唱した「無縁論」について、日本近世史(江戸時代)の文脈のなかで考察したものである。近世の日本において「無縁」「公界」「楽」のそれぞれの語の使われ方を検討し、「公界」と「世間」との関係、およびそこから逸脱する行為としての「無縁」というあり方の肯定的な意義について注目する。

収録刊行物

  • 国士舘人文科学論集

    国士舘人文科学論集 5 1-17, 2024-02-29

    国士舘大学大学院人文科学研究科編集委員会

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