新型コロナウイルス感染症拡大時における大学生の喫煙行動と健康の関連 : 本学における効果的な禁煙防止教育方法を探る

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  • Relationship between University Students’ Smoking Behavior and Health during the Coronavirus Pandemi(COVID-19) : Exploring Effective Education Strategies for Smoking Prevention at Tohoku Bunka Gakuen University

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抄録

本研究の目的はコロナ禍における実態調査から今後の喫煙防止・禁煙教育への示唆を得ることである。調査は在学生2,039名に行い、有効回答数は499(回答率:24.5%)であった。 精神健康状態、睡眠の質の悪さ、ストレスコーピングを従属変数とした重回帰分析の結果、喫煙行動との間に有意な関係が認められたが、孤独感には認められなかった。在学生の喫煙行動は精神健康状態、睡眠の質の悪さ、ストレスコーピングに関連している可能性が示唆され、喫煙の未然防止や禁煙を目的とした以下の教育の必要性が示唆された。1.喫煙を介したコミュニケーションを必要としない大学生同士がつながる教育環境の整備 2.未成年者への喫煙防止教育 3.睡眠障害の危険性と適切な睡眠習慣の大切さについての教育 4.喫煙の誘いを断るスキルの獲得、喫煙を他者に勧めない教育 5.適切なコーピングスタイルを習得するための教育

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