低軌道衛星通信におけるTCP輻輳制御アルゴリズムの性能評価

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  • Performance Evaluation for the Impact of TCP Congestion Control Algorithms in Low Earth Orbit Satellite Communication

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抄録

米国SpaceX社が提供するサービスである,Starlinkは,地球の低軌道に通信衛星を配置する低軌道衛星通信であり,広範囲に高速で安定したインターネットアクセスを提供している. 通信インフラが整備されていない遠隔地や地域においても利用可能であり,農村部や開発途上国での利用が期待されている.しかし,このような低軌道衛星通信システムは,地上のインターネットと比べて変動が大きい通信環境であることから,固有の問題も抱えている.従来のインターネットにおけるエンドツーエンド通信では,TCPにより経路中の輻輳状態に応じて適切なレートでデータを送信する.しかし、低軌道衛星通信システムにおいては低軌道衛星と基地局間の通信を要するため,輻輳制御アルゴリズムによっては通信性能に影響を与える可能性がある.そこで本研究では,低軌道衛星通信回線の一つであるStarlink のBusiness とResidentialの2つの回線を用いて,異なる輻輳制御アルゴリズムを用いた場合における通信性能を評価する.

電子情報通信学会 インターネットアーキテクチャ研究会(IA), 2024年3月12日-14日, 宮古島市未来創造センター

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