青森県における子ども食堂を通した「居場所づくり」の取り組み

書誌事項

タイトル別名
  • Efforts to Create Safe Spaces through Children's Cafeterias in Aomori Prefecture

抄録

2023年7月4日、国は、最新の子どもの相対的貧困率が11.5%と公表した。この数字は、所得で見ると、前回2018年調査(約14.0%)と比較して子どもの貧困が改善されたように思われる。また、子どもの貧困対策は年を追うごとに改善されているようにも思われるが、対策が実現して子どもに届くスピードよりも、子どもの貧困状況が速く深刻化し、長期化しているようにも思われる。また、新型コロナウイルス感染症の拡大や物価高騰の現状が、子どもたちにも深刻な影響を及ぼしている。2012年にスタートした「こども食堂」は今や全国に9,000ヵ所余、県内にも60ヵ所余まで広がり、この「こども食堂」が青森県において地域の「居場所づくり」としての役割を担っていくことができるのかどうか考察する。

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