書誌事項
- タイトル別名
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- シンリ リンショウ ニ オケル キク コト オ メグッテ
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説明
本小論は、心理臨床における「聴くこと」を巡って、ロールプレイ演習の二律背反性について論じた。はじめに、「聴くこと」の行為は、クライエントのことを「わかろう」と共感的に聴こうとするあまり、「わかったつもり」になる側面があることを論じた。次に、養成大学院において初学者の臨床トレーニングとして導入されるロールプレイ演習を素材に、「問う」、「わかる」、「あいづち」の行為に注目し、ロールプレイ演習における基本的なかかわり技法〈言語的応答技法〉とロールプレイの流れや展開を理解しようとする〈事例の読み〉との差異に触れた。とりわけ、初学者の臨床トレーニングにおいてロールプレイ演習は欠かせないことを踏まえた上で、ロールプレイにおける〈言語的応答技法〉とロールプレイの流れや展開を理解しようとする〈事例の読み〉との二律背反性に触れ、〈言語的応答技法〉の一方向に肩入れするのでもなく、また流れや展開といった〈事例の読み〉に肩入れするのではないあり方の模索、すなわち弁証的な視点がロールプレイ演習の体験の幅を広げる契機となることを言及した。
収録刊行物
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- 香川大学大学院医学系研究科臨床心理学専攻心理臨床相談室紀要
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香川大学大学院医学系研究科臨床心理学専攻心理臨床相談室紀要 3 11-16, 2024-03-31
香川大学大学院医学系研究科臨床心理学専攻心理臨床相談室
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050862776837457664
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- NII書誌ID
- AA12942886
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- NDL書誌ID
- 033413933
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- ISSN
- 24366684
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL