熟練介護支援専門員のターミナルケアマネジメントにおける 医療職者との顔の見える関係構築

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タイトル別名
  • How Skilled Care Managers Establish and Use Their Face-to-face Relationships with Healthcare Professionals in Terminal Care Management.

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抄録

目的:熟練介護支援専門員が、末期がん患者のターミナルケアマネジメントにおける医療職者との顔の見える関係をどのように構築しているのかを明らかにした。方法:12 名の主任介護支援専門員に半構成面接を行い、顔の見える関係を構築するためにどのようなことをしているかという視点で質的に分析し、カテゴリー化した。結果:【医療職者の専門職者としての役割認識や価値観を受け止める】【ケアの方法で意見が対立したときはお互いが協調する事を目指す】【ターミナルケアの実践を医療職者任せにしない】【家族の病状認識や思いを深く捉え支援チーム内に伝える役割を担う】【医療職者のターミナルケアマネジメントにおける役割を理解し必要に応じて率直かつ明確に依頼する】5 カテゴリーが見出された。結論:顔の見える関係には、ケアに対する考え方の相互理解が重要であり、地域の多職種小グループ会議等において、事例を基に具体的なケアを検討し、個々のケア方法論、価値観を理解し、各職種の役割等を討議する事が有用と考える。

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