アレキサンダー・L・ジョージ『強力な説得とは何か(Forceful Persuasion)』(1991)と「強制外交」の可能性をめぐって

書誌事項

タイトル別名
  • アレキサンダー ・ L.・ ジョージ 『 キョウリョク ナ セットク トワ ナニ カ(Forceful Persuasion)』(1991)ト 「 キョウセイ ガイコウ 」 ノ カノウセイ オ メグッテ
  • When Persuasion Becomes Forceful : Alexander. L. George, Coercive Diplomacy and the Methods of Our Own Choosing

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抄録

本稿は、国際政治学の泰斗アレキサンダー・L・ジョージの『説得的な強制とは何か(Forceful Persuasion)』(1991)の研究を進めてきた筆者らによる、ジョージの強制外交論と『説得的な強制とは何か』の方法論及びその研究史上の位置づけについて解説したものである。日本では、ジョージの強制外交論は、危機管理論やシェリングの強要論やあるいはいわゆる抑止論一般と共に、あるいはその一部として紹介され、理解されてきたが、本稿では、彼のケーススタディ論や政策に役立つ理論(Policy relevant theory)という概念を紹介しながら、従来とは異なる視点から紹介し、また、その日本外交への応用可能性や、冷戦後に適用する際の論点などを若干の事例と共に整理した。

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