持続可能なライフスタイル―消費行動の変革から暮らしを取り巻くシステムの再想像へ
抄録
持続可能なライフスタイルへの転換を求める政策提言,研究や草の根の活動が活発に展開されている。だが持続可能なライフスタイルを個人の消費行動の変容と同一視するアプローチでは,生活に必要なサービスを供給するシステムが暮らしや環境への影響を左右していることや,供給システムを変革する上で,市民が行政や企業などさまざまな主体とともに担うことのできる役割を過小評価する。より深い変革には,地域社会等において,多くの人や組織が参加し,暮らしを支える新しい供給システムを育てていく,試行錯誤と学びのプロセスが有効である。
収録刊行物
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- 環境情報科学
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環境情報科学 41-47, 2024-04
n.p.