小学校道徳科におけるいじめ抑止を目的とした授業開発 : プログラミング的思考を活用して

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Moral Lessons for Elementary School Students Aimed at Deterring Bullying: Making Use of Computational Thinking

抄録

type:text

[要旨] いじめを題材とした授業には道徳的心情を学ばせて終わるものが多く、実際にいじめを抑止する行動につなげることには課題があるものが多いと考えられる。いじめを抑止する行動を起こすためには、個人に合ったいじめ抑止行動をとることが必要であり、行動を考える手段としてプログラミング的思考が活用できるのではないかと考えた。そこで本研究ではプログラミング的思考を活用して、自分に合ったいじめを抑止する行動をとることを目的とした道徳の授業を開発し、小学6年生を対象に実践した。その結果、いじめを見かけたら自分に合ったいじめ抑止行動をとろうとする意識を持った児童が多数であった。しかし、一部の児童にはプログラミング的思考を活用して活動したという印象があまり残らなかったと考えられたため、授業及び教材の改善が必要である可能性が示唆された。

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